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トルクレンチの使い方(プリセット型)


トルクレンチの中でも、最も多く使われているプリセット型トルクレンチの使い方について
ここではご説明いたします。

工具の使い方の中で最も多くの方が知りたい部分だと思いますので、ちょっとページが重たく
なってしまいましたが
動画で実際にトルクレンチを使っている模様を公開しています。

「なんか変な音がする!?」

と思った人、本当にすいません(汗)
どうやらこのページを開いた時点で、
1回だけ動画が自動再生されてしまうようです。
すぐに停止しますのでご安心ください m(_ _"m)ペコリ



では順番にトルクレンチを使う手順をお話ししていきます。


@締め付けるボルト(ナット)の締め付けトルク(締め付け力)を確認する

これはサービスマニュアルや取り付け説明書でご確認ください。
要は「何キロ(ニュートン)で締めるのか?」という事です。

トルクレンチの種類によって単位が『kgf.m』と『N.m』とに分かれていますので、使用する
トルクレンチの単位を確認する必要があります。

世界的に締め付けトルクの単位が「N.m」(ニュートンメートル)に統一されましたので、ここ数年
の間に発売されたトルクレンチは基本的に「N.m」表示となっているはずです。
ただ、今までずっと「kgf.m」という単位に馴染んでいるのでついつい「kgf.m」を基準に考えて
しまうのが現実です。

でもほとんど変わらないんですよ(笑)

N.mはkgf.mに対してほぼ10倍(細かく言うと9.8倍です)ですので、今まで1kgf.mだったトルクが
10N.mになるだけです。
個人的にはあまり意識する必要は無いと思っています。


参考までに、ボルトのねじ山部の太さ(M●●で表現します)によって決められている基本締め付け
トルクを載せておきます。
ただし、ボルトの素材や締め付ける部品の役割によってトルクは大きく変動します。
あくまでも一般的な鉄製ボルトの締め付けトルクですのでご注意ください。

単位は kgf.m (N.m) の順番です。

M5  ボルト、ナット ⇒ 0.5 (5)
M6  ボルト、ナット ⇒ 1.0〜1.2 (10〜12)
M8  ボルト、ナット ⇒ 2.2〜2.6 (22〜26)
M10 ボルト、ナット ⇒ 3.5〜4.0 (34〜39)
M12 ボルト、ナット ⇒ 5.5 (54)


といった感じですね。

M●●だと分かりにくいかもしれませんので、平均的なボルトの頭のサイズも載せておきますね。

M5  ⇒ 8〜10mm
M6  ⇒ 10mm
M8  ⇒ 12mm
M10 ⇒ 14mm
M12 ⇒ 17mm


これらの数値はあくまでも参考値という事をお忘れなく…。


Aトルクレンチの締め付けトルク設定を行う

トルクの設定方法はメーカーによって様々ですが、基本的な構造に大差はありません。
ここでは非常に多く普及している『TOHNICHI(トーニチ)』製のトルクレンチの設定方法をお話ししていきます。

まずトルクレンチ末端にある「ダイヤルロックねじ」を緩めます。


ダイヤルロックねじを緩める!ダイヤルロックねじを緩める!


次にトルクレンチのダイヤルを回し、目的のトルク値に合わせる。


ダイヤルを回しトルクを設定!ダイヤルを回してトルクを設定!


ダイヤルを回しながら「ダイヤルゲージ大」でおおまかなトルク値を確認し、設定したい値に近づいて
きたら「ダイヤルゲージ小」で微調節します。
ちなみに設定方法に細かいルールはありません…。
目的は「正しいトルク値の設定」ですので、目的さえ達成できればOKだと思います。


次に、トルクレンチを使用している最中にダイヤルが不用意に回ってトルク値を変動させないため、
ダイヤルロックねじを締めておきます。


ダイヤルロックねじを締めておく!ダイヤルロックねじを締めておきましょう。


ここまでの締め付けトルク設定作業を動画で用意していますのでご確認ください。
作業の流れは上記手順と同じです。
動画の再生は一番左下にあるボタンを押してください。






Bボルト、ナットをトルクレンチを使って締め付ける

ここまで準備ができたら、早速トルクレンチを使ってボルトを締め付けましょう。

基本的に、プリセット型トルクレンチにはラチェットハンドルと同じ機能が備わっていますので、
いつも通りにラチェット機構を楽しみながらボルトを締め付けていきます。

そして徐々にトルクが上がり、目標のトルク値になったら

「カチッ!」

という音と共にトルクレンチのヘッド部が少し折れ、一瞬力がボルトに伝わらなくなります。
この時点で設定した締め付けトルクに達しているという事です。


カチッと音が鳴った位置で力を抜く!カチッと音が鳴った位置で力を抜きます。


この「カチッ」を無視して更に締め付ける事ももちろん可能ですが、それだとトルク設定した
意味がありませんよね(汗)

「そろそろカチッてきそうだなぁ…」

という感覚が身に付いてきますので、カチッときた位置ですぐに力を抜けるように練習しましょう。


という事で、実際にトルクレンチを使って締め付けている様子をご覧下さい。
「カチッ」という音もちゃんと聞こえますのでご確認くださいね♪
動画の再生は一番左下にあるボタンを押してください。





この「カチッ」という音は締め付けトルクが高いほど大きくなります。
トルクが1kg程度だとほとんど聞こえないかもしれませんが、手に「カクッ」という折れた感触が伝わって
きます。その小さな合図を見逃さないようにしてください。


★実際の価格はこちらを参考にしてみてください★
※トルクレンチを選ぶ時は「トルク設定可能範囲」に注意しましょう!

⇒ トルクレンチ

⇒ ワイドレンジプリセット型トルクレンチ ⇒設定範囲が一番広く、一番使えるトルクレンチです♪

⇒ スナップオン製トルクレンチ
※スナップオンは永久保障付属の問題から、正規代理店以外では手に入りにくい工具ですのでオンラインではあまり出回りません。



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