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ＦＡＣＯＭ　（ファコム）

ＦＡＣＯＭ（以下ファコム）は１９１８年にフランスで創業され、２００６年からＳＴＡＮＬＥＹ社の傘下？
として発展を続けている工具メーカーです。

日本の工具屋では世界一と名高いラチェットハンドルくらいしか目にする事が無いのですが、ヨーロッパ
や特にフランスでは圧倒的なシェアを誇ります。

そうなんです。

ファコムのラチェットハンドルは凄くいいです。

残念ながら自称工具マニアなので、事前に最高と分かっていたらとりあえず他のを買って試す癖があり、
いまだにファコムのラチェットが手元にありません（涙）でも会社では使っているので、一応ユーザーですね。

ＦＡＣＯＭのラチェットハンドルです

さて、数多くあるラチェットハンドルの中で非常に高い評価を受けているファコムのラチェットハンドルですが、
どこがそんなに素晴らしいのかお話ししておきましょう。

まず、ラチェット機構の性能で大きな割合をしめる「ギア数」が現在流通している中で最大の「７２ギア」です。

７２ギアという事は、１周（３６０°）で７２回ラチェット機構が働きますので

たった５°

の振り角でラチェット機構が働いてくれます。
狭所が多い最近の車では大活躍するのは言うまでもありませんね。

それだけではなく、ラチェットハンドルの許容トルク値が２０～７０ｋｇといわれている中で、ファコムのラチェット
ハンドルは２３５ｋｇものトルクに耐える頑強さも持ち合わせています。

高トルクに弱いイメージがあるラチェットハンドルですが、ファコムのような内歯式のラチェットハンドルは抜群の
強度を誇ります。
詳しくはラチェットハンドルのページを参照してみてください。

さらに私が最も重視する「ギアの軽さ」をファコムは見事に実現しています。
Ｋｏｋｅｎのラチェットほど軽くはありませんが、十分に合格圏内ですね。
ファコムのラチェットハンドルのギアは他のメーカーとは全然違うギア音がするので気持ちいいですよ。
普通は「ギリギリ」という音なのですが、ファコムは「チリチリ」という音です。非常に上品な感じですね♪

見た目のバランスも非常に良く、高級工具という雰囲気が漂っていて所有する喜びも感じますね。

欠点としては、私は経験していませんが「グリップが抜けやすい」らしいです。
もし抜けてもお店で交換してもらうとか自分でボンドで付けるとか何とでも対策できますけどね。

他には内歯式ラチェットハンドルの弱点と言えますが「ヘッド部が少し厚くなる」所でしょうか。
ここは個人的には気になる所ですが、本当に奥まった所でなければ気にする事ではないでしょう。

さてさてラチェットハンドルばかりに注目してしまっていますが、ファコムは決してそれだけではありません。

ファコムのコーナーです

他のメーカーと同じく、ソケット系も多数ありますしプライヤー系なんかも多数取り揃えています。
フランスでナンバーワンの工具メーカーですから品揃えが豊富なのは当たり前ですが。

有名なのはラチェット以外に、「ファーストアクションレンチ」と呼ばれるコンビネーションレンチがあります。

ファコムのファーストアクションレンチ

ご覧のように、スパナの片アゴを無くす事でラチェットのような感覚でスパナを使用する事ができます。
ただ硬く締まったボルトには使えないのでご注意を。
詳しくは早回しスパナ（ファーストアクションレンチ）のページを参照してください。

ちなみに先ほどの写真のようにファコムを大量に扱っている工具屋さんは稀です。
ファコムを手に入れたいなら、やはりオンラインが手軽でいいと思います。
オンラインでも結構品揃えが悪いんですけどね…。

私の率直な感想ですので参考までに。

★ファコム（ＦＡＣＯＭ）各工具の実際の価格はこちらを参考にしてみてください★
※ファコムのラチェットハンドルはかなりお勧めです♪

⇒　ファコム

⇒　ラチェットハンドル

⇒　ファーストアクションレンチ

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