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ホーム車検編



下廻り点検


車検の流れをこうやって文章に書いてみると凄いボリュームに感じてしまいますが、
実際にやってみると1時間弱で終わってしまう内容です。
もちろん不具合があって修理になると時間はかかりますが、問題がなければあっという間に
終わるのが車検整備です。
点検としてどこまで見るかはお店の方針によって様々ですが、それを踏まえても
平均して1時間ほどでしょうね。

それでは恒例の点検項目一覧を挙げておきます。

【下廻り点検項目一覧】

・ステアリングギヤボックスの取り付けの緩み
・ロッド、アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂、損傷
・ステアリングのロッド、アーム類の緩み、がた、損傷

・ブレーキホース、パイプの漏れ、損傷、取り付け状態

・トランスミッション、トランスファのオイルの漏れ
・トランスミッション、トランスファのオイルの量

・プロペラシャフト、ドライブシャフトの連結部の緩み

・ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷

・デファレンシャルのオイルの漏れ
・デファレンシャルのオイルの量

・エンジンオイルの漏れ

・エキゾーストパイプ、マフラの取り付けの緩み、損傷、腐食
・遮熱板の取り付けの緩み、損傷、腐食
・マフラの機能


「下廻り」と「足廻り」は非常に似ているのですが、一番大きな違いは

「衝撃を吸収するサスペンションやブレーキ装置」

以外を車の下から点検するのが下廻り点検というニュアンスでしょう。
実際、私も明確な違いが分かっていませんが(汗)

要は車を下から見て「漏れ」や「緩み」を探すという事です。

それでは順番に進めていきましょう。


まず「ステアリングギヤボックスの取り付けの緩み」ですが、車によっては肝心の
ギヤボックスに手や工具が届かない場合があります。
どうしてもギヤボックスに触れる必要がある場合は周囲の部品を取り外して作業
を行うのですが、点検時には時間的にそこまでできません。
もしギヤボックスが近くにある場合はガタが無いか確認しますが、届かない場合は
他の手段で点検します。

他の手段と言っても特別な事ではなく、ホイールベアリングなどの点検時に行う
「タイヤを手で前後に押し引きしてガタを見る」時に点検します。
もしギヤボックスが緩んでいたら、タイヤにガタがでたり走行中にハンドルにガタがあったりと
非常に分かりやすい症状がでます。
つまり特別に意識して点検しなくても不具合があればすぐに分かるのです。


ギヤボックスギヤボックス


このギヤボックスはパワーステアリング無しの仕様(重ステ)ですので非常にシンプルですが、
通常のパワステはもう少し大きくて配線がつながっていたりします。


次に「ロッド、アーム類のボールジョイントのダストブーツの亀裂、損傷」ですが、
これは足廻り点検などでも点検している基本的な点検項目です。
ステアリング(ハンドル)に関係するダストブーツは、主に「タイロッドエンド」の事を指します。
これは車検で確認する事でも紹介しておりますが、車に取り付けてある多くのダストブーツ
の中でも最も損傷しやすい箇所です。

ブーツが破れた状態で走行を続けると、水や異物の浸入が原因でタイロッド本体を交換しなければ
いけなくなりますので、ブーツの交換だけのタイミングで早急に交換しておきましょう。


タイロッドエンドブーツは破れやすい!タイロッドエンドブーツは破れやすい!


次に「ステアリングのロッド、アーム類の緩み、がた、損傷」ですが、こちらは目視ではほとんど
確認できない項目です。
基本的には「タイヤを前後に押し引きする」という基本的な点検方法で確認します。
ガタの原因に挙げられるのは主に2つで、

・タイロッドエンドのガタ(先ほどの写真に写っている部分です)
・ラックエンドのガタ(タイロッドよりもさらに奥のロッドです)


となります。(重症の場合はギヤボックス内部)

ラックエンドには「ジャバラ状」のブーツが取り付けられており、そのブーツを取り外すとラックエンドが見えます。
「ジャバラ状」のブーツと実際にガタが出ていたラックエンド、新品のラックエンドの写真がありますので
参考までにご覧ください。

滅多に見れない部分だと思いますよ〜♪


ラックエンドを保護している「ジャバラ状のブーツ」はこちら(黄色)です。

ラックエンドブーツギヤボックス


そしてブーツを取り外すとこんな感じです。(すでにラックエンドを交換済みですが…)


ラックエンドラックエンド


せっかくですので、ラックエンドをアップでどうぞ。


新品のラックエンド新品のラックエンド


さらに、交換前のガタがあったラックエンドもご覧ください。


ガタがあったラックエンドガタがあったラックエンド


走行距離を重ねる事で、金属も徐々に磨耗してガタが発生します。

まだ症状が軽いうちに早めの交換をする事で、致命傷(ギヤボックスの交換など)にならずに済みます。
必要な物は確実に交換する事で、トータルで見た時の維持費削減になりますよ♪


これらの部品は走行を重ねる事で徐々に磨耗し、いずれはガタが出るものです。
乗り始めてから5年くらい経ってからでしょうかね。

7年(3回目の車検)ともなると、以前に交換した事がなければ大体破れやガタが出ています。
(走行距離によりますが…)


ただし、部品自体は非常に安い分類に入りますので、けちらずに破れたブーツ類は交換しておきましょう。
ここをけちると、後で高額な修理費が掛かる事になります。

ブーツ類というのは頻繁に交換する部品ですので、正規のディーラーであればほぼ部品を在庫しており、
すぐに交換してくれます。
しかし多数のメーカーを扱うスピード車検などでは在庫を所有しているはずもなく、破れていても車検場で
引っ掛からない様に漏れたグリスなどをふき取って誤魔化すか、見てみぬ振りをすると思います。
※ちゃんとしている店もありますよ

そうでなければ、「部品発注⇒車両預かり⇒入荷⇒交換⇒納車」という日程が必要となり、
スピード車検という看板に泥を塗ってしまいますから…。

最近多発している「車検後すぐに故障した」という事象も、スピード車検という甘い誘惑に負けてしまった
結末でしょう…。

確かにディーラーでの「お任せ車検」にすると非常に高額になるというイメージがありますが、
「必要な部品だけを取捨選択して交換してもらう」というスタイルを確立できれば思った以上に安く、
効率的に車検を受ける事ができます。

「これはどうして交換が必要なの???」

という当たり前の一言を言えるかどうかが、車検時の費用を大きく下げる境界線です。
本当に必要がない部品であれば、

「いや、まだ大丈夫だとは思いますが…」

という感じで話しを濁してくるはずです。

相手は少しでも多くの部品を交換してもらう事が仕事であり、必要なのです。

「この前交換したばかりだけど、車検のついでにオイル交換もしておこうかな…。」

というのは論外です(汗)
気持ちは分かりますが、それにうまく乗っかってしまうといつまでも高額な車検費用が
必要になってしまいます。


「必要な物は交換し、不要な物はきっぱりと断る!」


少しずつでいいですから、【脱しろうと】をして維持費をグンと下げましょう♪


次に「ブレーキホース、パイプの漏れ、損傷、取り付け状態」ですが、車をリフトアップして
下に潜り込むとブレーキパイプが車の下を通っているのが見えます。
下回り点検では主に裏側の配管の状態を確認しています。

実際にブレーキキャリパにつながっている配管やABSの配管などは別の点検時に
確認しております。


次に「トランスミッション、トランスファ」に関する点検項目がありますが、
トランスミッションに関しては特に改めてご説明する必要はないと思います。

というのも、トランスミッションはエンジンとつながっています。
後で出てくる「エンジンのオイル漏れ」を確認する際に同時にできるからです。

トランスファは4WD(4輪駆動車)に必要な物で、エンジンの駆動力をメインの駆動輪(FF車なら前輪)とは
別の駆動輪(FF車なら後輪)へ伝えるための機構の事です。

トランスファについて説明してしまいますと、本編1回分の説明が必要となってしまいますので
とりあえずスルーします(ごめんなさい)


次に「プロペラシャフト、ドライブシャフトの連結部の緩み」ですが、万が一緩んでいたら
走行中に「ゴトゴト」や「ゴリゴリ」といった異音がするはずです。
とくに問題なく走行できているのであれば、基本的には問題ないと判断できます。

ちなみにプロペラシャフトというのは

・FR車(車の前にエンジン、後輪駆動)の場合に、エンジンの動力を後輪に伝達
・4WDの場合に、エンジンの動力をメイン駆動輪以外に伝達


するために、車の下を這うように取り付けられている「棒」です。

大きなトラックなどの車の下を除けば、きっと見る事ができますよ♪


次に「ドライブシャフトのユニバーサルジョイント部のダストブーツの亀裂、損傷」ですが、
これは非常に重要ですし頻繁に交換されている部分です。

ドライブシャフトというのはエンジンの動力をタイヤに伝えている特殊な棒なの
ですが、車が上下に動く事で同時に伸縮する部分です。
伸縮する部分をゴミや水分から保護するために、「ジャバラ状」のゴムカバー
(これをブーツと言います)で覆っているのですが、これが経年劣化で固くなって
くると亀裂が入り、最終的には破れてしまいます。

破れてしまうと、中に大量に封入されているグリス(油)が飛び散ります…。
飛び散って車の裏側がドロドロになるだけならまだよいのですが、保護する事を
目的として取り付けられているブーツが役割を果たせなくなってしまいますので
そのまま走行を続けるとドライブシャフト自体が壊れてしまう事になります。
最悪の場合、ドライブシャフトが折れて事故を引き起こす可能性もありますので、
ブーツに亀裂が入っていたらできれば交換、破れていたら要交換です。
ドライブシャフトが破れている状態では車検に合格しませんので、

「破れていましたので交換しておきました」

と言われても

「どうして勝手に交換するんだ!!!」

と怒ってはいけません…。
そのままの状態では道路を走る事さえ本来は許されていませんので。(整備不良)


ドライブシャフトブーツ正常なドライブシャフトブーツ


完全に破れたドライブシャフトブーツ完全に破れたドライブシャフトブーツ


ここまで破れてしまうと、すでに内部に異物が大量に入り込んでいる事が予想できます。
こうなるとブーツを交換しても、ゴリゴリ音が出てしまう可能性大となりますので最終的には
ドライブシャフト自体を交換する必要が出てきます。


次に「デファレンシャルのオイルの漏れ」ですが、これはトランスファ同様に普通に
デファレンシャルケースからのオイル漏れを確認します
FF車の場合はATミッションの中に組み込まれている場合がほとんどですので外からデファレンシャル
確認する事はできません。
その場合はこの点検項目はスルーする事になりますね。

次に「デファレンシャルのオイルの量」ですが、これはトランスファ同様に基本的には確認する事ができません。
というのも、エンジンオイルのように「オイルレベルゲージ」が用意されておりませんので
確認しようがなかったりします。

オイルを入れる際のオイル量の確認は、ある注入口からオイルを入れていき溢れた所まで!という方法です。
つまり、オイル量を確認しようとすると注入口をあけなければいけません。
注入口には「ドレンワッシャ」という、一度外したら交換が必要な部品が取り付けられておりますので
無駄に取り外す事はしません。

つまり、デファレンシャルやトランスファなどはオイル量の点検は実際にはできないと思っていただいて結構です。


足廻り点検に続き、下廻り点検も長々と続いておりますがもう少しでゴールです。
ここで残りの点検項目を確認しておきましょう。

【下廻り点検項目一覧】

・エンジンオイルの漏れ

・エキゾーストパイプ、マフラの取り付けの緩み、損傷、腐食
・遮熱板の取り付けの緩み、損傷、腐食
・マフラの機能


まず「エンジンオイルの漏れ」ですが、今さらどうこう言う必要は無さそうですね。

エンジンオイルだろうがミッションオイルだろうが、とにかく油脂類が漏れている事は絶対にNGです。

漏れたオイルが高温のマフラー(エキゾーストマニホールド)に付着して発火してしまう事も考えられますし、
ベルト類に付着したら駆動しているオルタネータやエアコンのコンプレッサ、パワーステアリングなどが
正常に機能しなくなる可能性も考えられます。

エンジンの機能を損なっているためにオイルが漏れている場合もあります。

とにかく、車を上から見ても下から見ても油脂類が漏れているとNGです。

ここで一つ注意したいのは、

「漏れているのか?こぼしたのか?」

という事ですね。

エンジンオイルやブレーキフルード、ラジエータ液などは整備士の手によって交換、補充されているわけです。
※個人の場合も含みます

プロの整備士とは言え、人間ですので完璧ではありません。
つまり油脂類を注入する際にこぼしてしまう事もあるのです。
もちろんこぼした事に気が付けばすぐに洗浄して洗い流しますので問題ないのですが、
それでも気が付かない場合もありえます。
そして時間が経った時に車の下廻り点検を行うと、

「あれ?こんな所にエンジンオイルが漏れてきてるなぁ…」

と悩ましい事態に陥るのです。

そこでしっかりと分析をして「こぼした」のか「漏れた」のかを判断しますが、判断を誤ると大変です。
こぼしただけなのに漏れたと判断してしまうと、それこそ無駄な作業が発生してしまいますよね。
逆に漏れているのにこぼしたと判断してしまうと、先述したようなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

もしご自身でエンジンオイル交換などをして、注入時にこぼしてしまったら徹底的に洗浄しましょうね。
普通はどこにも付着していないはずのエンジンオイルが発見されると、色々と面倒な事になりますので…。
それこそ無駄な作業をされてしまっても文句は言えません(涙)


更にあってはならない事が現実に起こっていますのでお伝えしておきましょう。

それは

「エンジンオイルが漏れているけど、車検に通す為に洗い流してごまかす」

という物です。

エンジンオイルが滲んでいる程度であればすぐにトラブルになる事はまずありませんので問題ないのですが、
漏れていると分かっていても黙認するのです。


なぜかって???


「漏れている=修理が必要」だからです。

一般的にはシリンダヘッドカバーからのオイル漏れが非常に多いですが、速さを売りにしている車検などでは
その作業すらスルーする場合があります。
作業的には簡単なのですが、全てのメーカーを受け付けている店で各車種専用の部品(ヘッドカバーパッキン)
在庫している訳ありませんよね。


ヘッドカバーパッキンは漏れやすい!ヘッドカバーパッキンは漏れやすい!


つまり交換作業をするとなると必然的に

入庫⇒漏れ発見⇒部品発注⇒早くて2日待ち⇒作業⇒車検⇒納車

という流れになりますので、非常に面倒だと考えるわけです。

もちろん作業するスキルも必要ですし、やったからにはそれなりに保障もしないといけません。
それならば、漏れていない事にして車検を通してしまう方が断然早いし楽なのです。

車検場などでは、パッと見て漏れがなければ合格になります。
つまり持ち込む直前に洗浄しておけば絶対に見つかりません。

車検後に何かトラブルがあったと言われても、

「車検時には漏れていませんでしたよ。そこは作業もしてませんし」

と言われれば言い返す手段が無いのです。

いやぁショッキングな事実ですね〜。


う〜ん…。


何か車検編では「スピード車検」の類いをかなり否定してるように感じますが、決してそういう事では
ありませんからね(汗)
つまり、そのようなリスクを背負っている事を認識した上で活用してね!という事でしかありません。
なかなかスピード車検のリスクを説明してくれる人っていないと思いますので、私が非難を受ける事を
覚悟して可能性をお伝えしているわけです。
もちろん一部の悪徳な業者さんだけがやっている事を否定しているだけですので、大半は大丈夫だと
信じていますよ。
まぁ実務経験がほとんどない整備士しかいない業者さんとなると、可能性はかなり高くなってしまいますけど…。


では次に「エキゾーストパイプ、マフラの取り付けの緩み、損傷、腐食」です。


エキゾーストパイプの取り付け状態点検エキゾーストパイプの取り付け状態点検


エキゾーストパイプ全体を見渡し、損傷や著しい錆、穴などがないか点検します。
またエキゾーストパイプをぶら下げているブッシュゴム(写真中央部の黒いゴム)が損傷していないか
も確認します。


マフラーの取り付け状態点検マフラーの取り付け状態点検


写真はエキゾーストパイプとマフラーとの接合部です。

もし接合部から排気ガスが漏れていたら、漏れている箇所が黒くなっているはずです。

マフラーもエキゾーストパイプ同様にブッシュゴムで吊り下げられているのがほとんどです。
マフラー自体の裏側は特に損傷しやすい部分ですので、しっかりと点検します。

エキゾーストパイプ(通称エキパイ)やマフラの取り付けが緩んでいると、当然ですが排気音が大きくなります。
排気ガスが、漏れずに最後のマフラー(消音器)まで到達しなければいけません。

各部の緩みなどがあると、アイドリングしていたら

「カラカラカラ…」

という金属音がする場合もありますね。これはマフラーに限りませんが。
もちろん手で揺すっての確認もします。

もし漏れなどがあれば、漏れている部分が黒いススで汚れているはずです。
ある程度は音でも判断できますが、ほんの少しの漏れなどは色で判断ですかね。

損傷に関しては、路面の凹凸や縁石にぶつかっていないかを確認します。
少しの擦れなどは問題ないですが、派手な損傷があると排ガスの流れを乱して
エンジン性能の低下が懸念されます。
もちろん損傷箇所は錆びやすくなりますので、将来的に穴が空きやすくなります。
さらに走行中の振動で割れてしまう場合もあります。

エキパイやマフラーで一番の大敵は「腐食」ですね。
特に錆による腐食がよく目にする事象です。

はじめはちょっとした擦り傷であっても、高温になって酸化しやすくなっている部分ですので
あっという間に錆が進行します。
錆によって弱くなった部分でも、排気ガスの強い圧力は常にかかっていますので
思った以上に早く穴が空く原因となってしまいます。

という事で、エキパイやマフラーをガリガリと擦ってしまわないように気を付けて運転しましょう。


次に「遮熱板の取り付けの緩み、損傷、腐食」ですが、そもそも遮熱板って何?
という声が聞こえてきそうですので少しだけ。

遮熱という名前の通り、エキパイやマフラーの熱を遮断する金属の板です。

どうして遮断するかといえば、熱による影響が懸念される部分が車には多数存在するからです。

例えばガソリンタンク。

言うまでもなく、数百度に達するマフラーの熱による影響がありますよね。
そこで、熱が直接ガソリンタンクに伝わらないように遮熱板を付けるのです。
他にも電気部品や車内への遮熱もあります。車によって違いますね。


遮熱板遮熱板の例


この車では遮熱板がエキゾーストパイプに溶接されていますが、普通にボルトでボディに取り付けられて
いる場合もあります。

見ればただの金属の板なのですが、非常に重要な役割をしています。

ここの点検は、その遮熱板がおかしくないかを見ているのです。
手で触ってみてしっかりと取り付いていれば問題ありません。


最後に「マフラの機能」です。

マフラーの機能と言っても車検時に特別何かするわけでは無いのですが…。
似たような点検で「排ガス濃度の点検」がありますが、これは車検場でやる項目ですのでまた別です。

となると「マフラー=消音器」ですので、やはり音の大きさですね。
古くなってくるとマフラー内部の複数の仕切りが腐食して穴が空いたり、内部に詰めてある吸音材
(グラスウールなど)が焼けて無くなって徐々に音が大きくなってきます。

という事で、マフラーの機能点検は耳による点検が主となります。


一応排気音を測定する機械もあるのですが、よっぽど音が大きくて違反かどうかを確認する時くらいしか
出番がありません。
一応法律で排気音の大きさを定めてられていますので…。


以上が車検前に行う定期点検(24ヶ月点検)の簡単な内容となります。
文章で書くと本当に膨大な量になってしまいますが、やる事はいたって簡単です。

いつも内容を知らずにお金を払っている車検ですが、少しでも知識があればいつもと違った観点で
車検の見積もりを見ることができますので楽しいと思いますよ♪






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自動車用語中辞典 普及版 

大車林 自動車情報事典


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