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パワーステアリング(パワステ)とは?


※油圧式パワーステアリングに関する詳しい説明(整備士3級〜2級レベル)をご希望の方は別の
サイトで私が執筆したページがございますのでそちらをご覧下さい。
アイティメディア(モノイスト)
ハンドルが楽々切れるって、実はすごいこと


『パワーステアリング』通称『パワステ』

皆様、この名称を聞いた事がありますでしょうか???


「今はエンジン基礎編ってなってるのにどうしてこの部品が。。。」

という方もいらっしゃると思いますが、れっきとしたエンジン周辺部です。


この部品は何をしているかというと、ハンドルを回す力を補助してくれています。

最近はハンドルを片手で回すという光景を当たり前のように目にしますが、本来はありえない光景です。

車というのは車重(重さ)が大体1000キロから2000キロあります。
そんな重さがかかっているタイヤを片手で回すなんて事はK1ファイターくらい筋肉がないと無理でしょう。

最近ではEPS(電動パワステ)という物が出てきていますので、それも含めてお話します。


パワステの必要性は、言うまでも無く運転を楽にするためです。
では一体どうやってハンドルを軽くしているのでしょうか???


パワステは、オイルの力を使ってハンドルを回す力を補助しています。
しかし、オイルと言っても「滑りやすくする」というオイルの特徴を使っているのではなく、

『油圧』

という物を利用しています。

油圧とは、いわゆる押す力のことです。『水圧』という言葉と基本の意味は同じです。

※ちょっと豆知識
⇒油圧を主な仕事とするオイルは、『フルード』という名前を使います。
 つまり、パワステオイルではなく、パワステフルードと言います。
 同じ様な例では、ブレーキフルード(新しいウインドウで開きます)があります。



パワステの細かな説明を現段階ですると難しいので、簡単に説明します。


ハンドルを右に切ると、左から右に向かってオイルが流れ、右に回る力を助けます。
ハンドルを左に切るとその逆になります。


では、ハンドルを動かせるだけのオイルの力(油圧)はどこからやってくるのでしょう?

パワステフルードは『パワステポンプ』というパワステ専用のオイルポンプによって
流されています。


パワステポンプ内部パワステポンプ内部


つまり、パワステポンプによってパワステフルードは押す力を得ているのです。
そのパワステポンプを回しているのはエンジンです。


前回出てきたタイミングベルトという部品とは違うのですが、パワステポンプを回す為のベルト
が存在します。

通常、そのベルトでオルタネータ(発電機)やエアコンのコンプレッサーという部品を一緒に回します。


エンジンがパワステポンプを回すという事は、少なからずエンジンへの負担が掛かっているという事
になりますね。

エアコンを付けると燃費が悪くなるというのは非常に有名ですが、これもエンジンがエアコンの
コンプレッサーを回すからです。

つまり、パワステを装着することで燃費を悪くする代わりに操縦性を確保しています。
その悪い燃費に注目したのが最近の車に装着されている電動パワステ(EPS)です。



では引き続き電動パワステ(EPS)についてお話しします。

普通の油圧パワステではパワステポンプを回して油圧を発生させますが、電動パワステはその名の通り、
電気でモーターを回し、その電気エネルギーでハンドルを回す力を補助します。

エンジンへの負荷を少なくする事で、燃費が向上するというメリットがあります。

さらに、最近では最新技術として『レーン補正』という物があります。

これは、高速道路などで、自分の走行レーンから外れそうになった場合等に自動で軌道を修正してくれるものです。
他にも多くの機能がありますが、それらは今は省きます。

何が言いたいのかというと、電動パワステは電気で全てをコントロールできるので、従来の油圧パワステでは
できなかった事がいっぱいできるようになるのです。
車にはコンピュータ(ECU)が搭載されており、そのECUが指令をするだけでハンドルが切れると言う事です。


しかし欠点があります。
油圧パワステは、あくまでも自然の力(?)でハンドルを補助するので、タイヤの振動等が直接ハンドルに伝わる
のでハンドル操作が自然なフィーリングとなります。

しかし電動パワステは電気が間に入るので、自然なフィーリングを意図的に表現するという不自然な項目
が出てきます。

車の雑誌などで良く出てくる「試乗した感想特集」みたいな部分で、ハンドリングについて語る時に、
電動パワステの場合は

「非常に自然に近いフィーリングで、ハンドリングは上出来!」

といった表現が出てきます。
よ〜く考えればこの表現は不思議ですよね(笑)

自然というのは油圧パワステをベースにしているのです。それがわかればやっとあの表現の意味に辿り着くこと
ができます。


普段パワステのありがたさを感じる事はないですが、(パワステ無し車の方は除きます)
今回の話を機会に、是非一度パワステのありがたさを感じてください☆


方法はいたって簡単です。

◆キーをONまで回した状態でハンドルを回してみる。◆

ただそれだけです。エンジンをかけちゃだめですよ(笑)

ONと言うのは、キーを最後まで回さずに、エンジン始動の直前で止めるという事です。

本当に回るの?と思いたくなるほど重たいですよ!


※ちょっと豆知識
⇒パワステが無い車を『重(おも)ステ』と呼んでいます!

一部の車(スポーツカーや軽トラック等)では重ステの車があります。
スポーツカーには頻繁に乗る事があるのですが、車庫入れするだけで汗をかきます。。。
是非一度体験してみてください☆




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