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ホームエンジン基礎編

エンジンとは?
『エンジン』というのは人間で言う心臓だと考えてください。

車が走ることを人間の生きることに置き換えると、エンジン(心臓)が動いてないと何もできませんよね。

エンジンと聞くだけでとても難しい気がしますが、一つずつ理解していけば非常に簡単です。

「下の写真を見ても何がなんだかわからない…。」

それは当然です。

一つずつ部品の意味をわかっていくうちに、下の写真に写っている一つ一つの名称や役割を自然に言えるようになっていきます。
NSXのエンジン
エンジンの例です
私も素人の頃は、エンジンを見ても鉄の塊にしか見えませんでした(笑)
でも今では一つ一つの部品がしっかりと区別を付けて見る事ができます。
それは積み重ねによるものです。

要は数学の方程式と同じで、塊で見るととても難しく見えますが一つ一つは「+−×÷」の集まりでしかありません。
一つずつ丁寧に計算していく事で、難しく見えていた塊が簡単に見えてくるのです。

つまりエンジンも同じ考え方が当てはまります。

難しく感じてしまいますので、決して塊として捉えてはいけません。エンジンも一つずつの部品の集合体です。
少しずつ、役目や動きを理解していく事でエンジンは非常に簡単に思えてくるのです。
ただし一つだけ事前に知っておいていただきたい事があります。
それはエンジンという表現は時と場合によって指し示す範囲が異なると言う事です。
少し難しい表現になってしまいましたが、要は

・エンジンルーム内全体の事
 (例)運転しているとエンジン周辺から変な音がする

・内燃機関の主部品(ピストンなど)の事
 (例)エンジンの排気量、エンジンが焼きついた

・上の写真のように、主部品+補機類の事
 (例)エンジンを交換する

などなど、非常に曖昧な表現として使用される事が多いという事実をご承知おき下さい。


エンジンに限った事ではありませんが、相応に知識が付いてくると色々な場面で楽しみが増える事もあります。
例えばモーターショーですね。
MAZDA SKYACTIV エンジンカットモデル
MAZDA SKYACTIV エンジンカットモデル
こちらの写真は2012年大阪モーターショーにて撮影したエンジンのカットモデルですが、大きく話題となったMAZDAのSKYACTIVエンジンです。
※通常では見えない内部構造を見れるように、必要な部分を残して約半分にカットした展示物。

素人の方であれば、カットモデルを美しく仕上げる為に施されているメッキが綺麗だなぁという感想でそれなりに満足されると思いますが、内部を理解していると

「なるほど、あそこをこんな風にしているのかぁ…。じゃああそこはどうしてるの???」

という風に、結構な長時間を興味深く過ごす事が可能になります。


それでは簡単に、エンジンがどういった部品(機構)で構成されているのかを有名な部品単位でご紹介します。
尚、ここでご紹介するのは最も普及している4ストローク(4サイクル)エンジンについてです。

◆エンジン本体(先述した内燃機関の主部品)
ピストンピストンリング、コンロッド、クランクシャフト、シリンダ、シリンダヘッド、バルブ、カムシャフトなど

◆潤滑装置
オイルポンプオイルフィルター、オイルパン、エンジンオイルなど

◆冷却装置
ラジエータ、ラジエータファン、ウォータポンプ、サーモスタット、ラジエータ液(不凍液・クーラント)など

◆燃料装置 ※フューエル=燃料
⇒スロットルボディ(キャブレータ)、フューエルインジェクタ(燃料噴射装置)、フューエルポンプ、フューエルタンク、フューエルフィルタなど

◆吸排気装置
エアクリーナインテーク(インレット)マニホールドエキゾーストマニホールド、エキゾーストパイプ、マフラー、ターボ装置など

◆電気装置
バッテリスタータオルタネータ、イグニッションコイル、スパークプラグ、ディストリビュータ、ECU、制御用センサー(複数)


細かく見てけばまだまだ細分化できますが、まずはエンジン基礎編の入り口ですのでこのくらいで止めておきますね(笑)

ここでご紹介した部品を全て個別のページとしてご紹介できるほどの気力と体力があれば良いのですが、一つの部品だけではそれほど話しが膨らまない場合や現物無しでの説明が限りなく困難と判断した部品は後回しにしていきますのでご了承ください。
ただし個別ではなくても何らかの形で様々なページで登場する大事な部品ばかりです。
すでにコンテンツとして完成?しているページに関してはリンクを貼っていますので順番にご覧下さい。(全て新しいウインドウで開きます)
自動車整備士3級〜2級レベルのエンジン基礎編として、アイティメディア社が運営しているモノイストというサイトに『今さら聞けないエンジン構造』という内容で記事連載をしております。
当サイトよりも更に高いレベルをお望みの方はこちらもご覧ください。

・第一回 ピストンが傷だらけなのにも、理由がある
・第二回 本田宗一郎も苦戦したピストンリングの設計
・第三回 縦置き直6サイコー!? シリンダ(気筒)の基本
・第四回 NSXはチタン製コンロッド採用でエンジン性能UP
・第五回 クランクシャフトはオイルクリアランスに要注意
・第六回 BMWの燃費向上の秘密は、バルブトロニック
・第七回 カムシャフトを2本にするか、1本にするか
・第八回 タイミングベルト、まだ使っているの?
・第九回 「バルブタイミング=0°」とはどういう状態か?
・第十回 GMや日産が苦心したVTCの原理とは
・最終回 ガソリンエンジンがなくなる日は、きっと来る

・2010年 学生フォーミュラ優勝チーム(大阪大学)のレポート記事
 ⇒阪大、初の日本一! ほんまに車が好っきやねん

・2012年 学生フォーミュラ優勝チーム(京都工芸繊維大学)のレポート記事
 トラブルがなければ絶対上位に行ける!
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関連リンク

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