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ホームエンジン基礎編



VTECとは?


VTEC

まずは読み方からいきます。

「ブイテック」

と読みます。

『VTEC』とは、アルファベットの頭文字を取って名付けられたもので、

ariable valve (バリアブルバルブ)
iming & lift (タイミング&リフト)
lectronic (エレクトロニック)
ontrol system (コントロールシステム)


日本語で言うと、

『電子制御 可変バルブタイミング・リフト機構』

となります。


VTECのロッカーアームは3つVTECのロッカーアームは3つ


大丈夫です。難しく考えないでください。

ただの名前ですから(笑)


この機構を、詳細にメカニズムを交えて説明してしまうと頭が爆発してしまいますので、
難しい言葉はできるだけ抜きで説明していきますね。


まず、このVTECという機構は「HONDA」車限定の機構です。

トヨタには付いていませんし日産にも付いていません。

HONDA独自の専売技術だと言えます。

つまり、「VTEC」をクルマの強みとしてアピールできる位の凄い技術だと言えます。


さぁ本題へと移りましょう。

まず、今でこそ電子制御という目に見えない部分でのコントロールが自在になってきて
いますが、このVTECが開発された当時はまだまだ電子制御は一部だけでした。

エンジンというのは基本的に金属でできています。
つまり、一度作られたエンジンというのは変形しないのです。

何が言いたいのかというと、

『エンジンに求める性能は一通りの性能としか出来ない』

ということです。

わかりにくいでしょうか?

もっと掘り下げていきますね。


エンジンを開発する時、まずはエンジンの用途が大切になります。例えば、


・F1(レース)で使用して優勝する為のエンジン。
・町乗りで快適なパワフルなエンジン。
・とにかく低燃費なエンジン。



などなど色々あります。

先ほどエンジンは金属で作られていると言いました。

なぜそんな事を言ったのかというと、用途に合わせて作られたエンジンは走行途中で
違う用途に切り替わる事はできない!という裏づけとしたかったのです。


エンジンの性能には主に二つの性能に分ける事ができます。それは、


・低速走行性能

・高速走行性能



ですが、実はこの二つはものすごく密接な関係があるのです。
ある意味一心同体なのです。



例えば、あるエンジンの性能を10とした場合を考えてみましょう。

・低速:3 高速:7 =10

・低速:7 高速:3 =10

・低速:5 高速:5 =10


と言うように、低速+高速の合計というのは変わらないのです。


つまり、低速時にパワーを求めると高速のパワーが無く、逆に高速時にパワーを求めると
低速時にパワーが無い。

つまり、エンジンを作る時に決めたバランスは途中で変える事ができないのです。(金属だから)


でも欲望のままで考えると、

●低速:10 高速:10

にはならないの〜???


と思いますよね。

いくらなんでも「10:10」は贅沢すぎるとしても、合計が10という壁を越えたい
と思うのは技術者・開発者の気持ちです。


この大きな壁は、エンジンが世の中に出てから100年間ずっと越えられないとても大きな壁でした。

そのくらいある意味

「不可能」

と言えることだったのです。


でもHONDAさんはやっちゃいました。

まさに

「Power Of Dream」

です。

世界中の技術者が夢見た技術をついに開発したのです。


それぞまさに『VTEC』なのです。

VTECと言っても今では本当に様々な種類がありますが、平均的なお話しをします。


低速性能を重視したエンジンで低速は走り、高速性能を重視したエンジンで高速を走る。


まさにこれがVTECです。


そうです。

途中で切り替わるのです。

エンジンが入れ替わる事は無いですが、エンジン内である意味入れ替わっているのです。


当時では「革命」が起こった瞬間です。


先ほどの例で言えば、

・低速:7 高速:3

のエンジンで低速時は走行しておいて、

・低速:3 高速:7

のエンジンで高速時に走行するのです。


まとめると、

低速:7 高速:7

です。

合計が14になってますよね!?


すごいっす…。

これを本当に実現してしまったのです。


HONDAって何でこんなに最先端に行けるんですかねぇ…。

逆にすごすぎて一般人に理解されてない事が多いのも事実なのかな。

メカに詳しい人にはたまらない技術満載なんですよね。

って特定メーカーをひいきしてしまう発言は避けておきましょう。
あくまでも個人的な見解として聞き流しておいてくださいね。

人それぞれ好みがあるって事です。はい。



という感じで開発されたVTECエンジンは、日々進化を続けて今はもっともっとすごい事をやってます。

でもここは説明しません。

かなりマニアックなので(笑)


VTECをもう少し詳細に動画付きで見たい人はこちらへどうぞ。

本田技研工業(株)公式ページ>テクノロジー>VTEC


ここでのお話しは、

VTECはおいしい所取りしたエンジンなんだ」

という事です。

ある意味欲張りな人間のために開発された技術ということです。


もちろん私は欲張りなのでVTEC付きエンジンのクルマに乗っています(笑)




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