カーライフサポートネット

ホームシャシ基礎編



タイヤサイズの見方


「タイヤ4本で破格の1万5千円!」


えええ!まじでぇ!

なんて思ってうきうきで店に入って見たものの…。


「サイズが合わへんやん…」


こんなことは日常茶飯事です。(私だけかなぁ…)


ご存知の方も多いと思いますが、タイヤには非常に多くのサイズがあり、意外と
自分の車に合うタイヤの種類って少なかったりします。

しかもタイヤの径が大きくなればなるほどガンガン値段が上がりますし、タイヤ幅が
広くなっても値段が高くなります。
⇒ちなみに私が使用しているタイヤ(写真のタイヤ)は4本+工賃で20万ほどします…。

いつもお店に任せっぱなしって人もいると思いますが、通販で安く買う時やお店で
こだわりのタイヤを選ぶ際に必要となる基本的なタイヤサイズの見方についてご説明しておきますね。


タイヤのサイズって聞くと、いわゆるタイヤの内径(ホイールの外径)をイメージ
される方が多いのではないでしょうか?


タイヤの内径(ホイールの外径)タイヤの内径(ホイールの外径)


もちろんそれも立派なタイヤサイズなのですが、タイヤには偏平率(へんぺいりつ)
と言われる重要な項目もあるのです。


ではまず、あるタイヤサイズを例に出してみましょう。こちらの文字列をご覧下さい。


タイヤサイズはタイヤの側面にタイヤサイズはタイヤの側面に


【225-40-18】と書いてあるのが見えますね〜。


ん?


何の暗号だ?


と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、この数字の列がタイヤサイズを表しています。

この数字の列はタイヤの側面に書いてあり、皆様の車のタイヤにももちろんあります。

では一つずつご説明していきましょう。


まず一つ目の225ですが、これはタイヤの横幅(太さ)を『ミリサイズ』で表しています。
つまり、225ミリ(22.5センチ)という事になりますよね。


タイヤの横幅タイヤの横幅


タイヤの横幅が大きいと言うことはそれだけ地面に対する接地面積が増えますので
グリップ力が向上し、コーナーを早く曲がったりする事ができます。
ただ、接地面積が増えた分だけ『走行抵抗(転がり抵抗)』が増え、燃費が悪く
なるというデメリットも否定できません。

しかし、ホイールの形状によって装着できるタイヤの幅が決まってきますので
どんな幅のタイヤでも取り付けられるという訳ではありません。
この辺は後日、あらためて『ホイールサイズ』というタイトルでご説明しますね♪


次に40ですね。

これは少しイメージが必要で、偏平率(へんぺいりつ)と言われる物です。

偏平率はタイヤの縦の高さと横の幅(先ほど225mmだったタイヤの幅の事です)との割合を表しています。


偏平率として書かれている数字(今回は40)というのは、を表します。
何に対してのパーセンテージかというと、タイヤの横幅です。

そして偏平率によって分かるのはタイヤの縦の高さ(縦幅)です。
一般的にはこのタイヤ側面の事をサイドウォールと呼び、この部分に穴が空いてパンクをしてしまうと
非常に修理が難しい箇所です。


今回で言えば「225ミリ」と書かれていますので、

「225ミリの40%」

が縦の高さという意味で、計算すると約90ミリと分かりますね。


タイヤの縦の高さ(縦幅)タイヤの縦の高さ(縦幅)


だから何?


ですよね(笑)


タイヤの縦の高さは非常に重要で、タイヤの性能を大きく左右すると言っても過言
ではありません。

タイヤの偏平率が低い場合を例に取ると、コーナリング時におけるタイヤの横方向の
たわみが少なくなり、ハンドリング操作に対しての応答性が向上します。
ただしタイヤのたわみというのはコーナリング中のタイヤの踏ん張り具合を感じやすい
フィードバック情報とも言えますので、テクニックが中級者までの方は逆に偏平率が高い
タイヤを選択した方が練習になるかもしれませんね。

ちなみにタイヤのたわみが少ないという事はタイヤが硬いと言い換える事ができますので、
乗り心地が悪くなる傾向があります。(ゴツゴツします)

そうそう、このタイヤサイズはスタッドレスタイヤも同じ見方ですので覚えておきましょう。


走行性能として見るともちろん偏平率が低い方が良いのですが、それよりも重視したい
のは「スピードメーター」に関係する点です。


おなじ18インチのホイールに取り付けたとしても、タイヤの縦の高さが違うとタイヤの外径が
大きくかわってきます。

18インチはおよそ450ミリと計算できますが、この450ミリはあくまでもホイールの外径です。
これにさらにタイヤの高さが加わることになりますよね。

今回の例ですと、


ホイールの450ミリ+タイヤの縦幅90ミリ×2=630ミリ


となります。

でも、同じ18インチ・225のタイヤに偏平率が60の物を取り付けると…
縦幅は225の60%⇒135ミリとなりますので、


450+縦幅135ミリ×2=720ミリ

となります。


スピードメーターはあらかじめ設定されているタイヤサイズ(外径)のタイヤが
何回転したかを間接的に算出していますので、タイヤの外径が変わってしまうと速度表示
と実速度との差が出てしまいます。

今回の例で言うと、あらかじめ設定されている630ミリに対して90ミリも
大きくなってしまいますので、スピードメーターに100キロと表示されていても
実際は120キロ近く出ている事になってしまいます。

これは非常に危険ですし、もちろん車検で見事に落ちます。

これらを踏まえると、タイヤを選ぶときは


自分のホイールのサイズに合っているか?


という観点でまずは候補を選び、そこからさらに


タイヤの外径が狂わないか?


を見なくてはいけません。

※今装着しているタイヤサイズのまま使用する場合は何も意識する必要はありません。


走行性能を重視して偏平率を下げる(縦幅を短くする)場合はそれだけタイヤの外径
が小さくなってしまいますので、ホイールの外径を大きくする必要があります。

また、タイヤの横幅を広げた場合も偏平率を下げる必要があります。
とは言っても、横幅が広いタイヤはあらかじめ偏平率を低くしている物がほとんど
ですので意識する必要はあまりないでしょう。



ここでもう一度改めて、

どうして偏平率が走行性能に関わるのか?

という点を身近な物に置き換えて説明しましょう。


まずは普通の四角い消しゴムをイメージしてください。

この消しゴムを使って字を消すのですが、ゴムにうまく加重をかけて字を消すため
には消しゴムのどこを持てばよいのでしょうか。


答えはできるだけ机に近い所(下の方)を持つ事ですよね。


消しゴムの上の方を持てば持つほど、消しゴムが「たわんで」しまってうまく字を
消すことができません。
最悪の場合は消しゴムが折れてしまいます。

この消しゴムを持つ位置というのがタイヤの縦の高さ(偏平率)だと考えてください。


タイヤの偏平率が高い(縦幅が高い))ほど、タイヤが「たわむ」事になります。

これはコーナリング中に、

1. ハンドル操作
2. 路面にタイヤが食い込む
3. タイヤがたわむ
4. 車の向きが変わる

という順番になり、3番のたわむという余分な時間が発生する事になります。
もちろん偏平率が高いほどこの時間は長くなります。

ある程度のスポーツ走行をする場合はこれだと困ります。
だからクイックなハンドリングを求める場合は偏平率が低いタイヤを選びます。


ドレスアップとしても、装着されている方が多いのも事実です。

乗り心地としては決して良いとは言えませんが、偏平率が低いと見た目でかっこ
いいと思う人が多いでしょう。私を含め(笑)

低すぎると逆に変に見えますが、ある程度であればそれだけで速そうな車に変身します。


【結論】

・タイヤが安売りされていたら、ときめく前に自分のタイヤサイズを確認!

・ホイールの径が合っていても、安易に取り付けてはいけない!

・タイヤの外径が変わると速度表示が狂う!


こんな感じでしょうか♪


さてタイヤサイズの見方が分かったところで、実際に通販などで安く入手する方法をお伝えします。
基本的に私は楽天を利用していますのでそれをベースにお話しします。


@まずご自身の車に装着されているタイヤサイズを確認!

Aタイヤサイズを「●●●/●●−●●」というキーワードで検索!
 例:225/40−18

B送料を含めた値段で比較検討!ここは粘り強く!!!

C最も工賃が安いお店を探し、交換工賃を少しでも安く済ませる!


通販などで購入したタイヤをオートバックスなどに持ち込むと工賃が少し割高になりますが、
それでも十分に元が取れるほど通販タイヤは安いです。

楽天では価格が安い順番に並び替えを行えますし、ショップの評価などでも対応の良し悪しを
図る事ができますので非常に簡単です。

タイヤ交換をお店任せにせず、是非とも通販でのタイヤ購入をお勧めします!




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★実際のタイヤの価格はこちらをご覧ください★
※タイヤは時価のため、頻繁に値段が変動しますのでご注意を!

⇒ タイヤジャンルトップページ(検索窓にご自身のタイヤサイズを入力!)

⇒ タイヤ・ホイールジャンル ランキング(ランキング上位のショップは基本的に安くて親切です)



近々ホイールサイズに関するコンテンツを追加しますのでもうしばらくお待ちくださいね m(_ _"m)ペコリ

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