カーライフサポートネット

ホームシャシ基礎編



ホイールバランスとは?その2


上下の振動の原因をお話しするために、もう一度風船ヨーヨーを思い出してください。


「グリン!グリン!…」


そうですあれです。


重たい部分(ヨーヨーでは水)は、速度が増す事によってホイールの回転数が増し、
回転数が速くなる事で同じく増えていく遠心力によって地面に打ち付けられます。
(まわりくどい言い方ですいません。。。)

遠心力が増えるということは重たい部分が地面に打ち付けられる力が増えます。
速度が低い時には遠心力が少なく、地面に打ち付けられる力が少なくなりますので、
速度が低いと気付きにくい理由はそこにあります。


ちなみにヨーヨーを思いっきり転がすと、水が地面に打ち付けられて

「パシャ!パシャ!」

と音がします。
個人的には、あのいびつな動きがなんとも不気味で好きなのですが(笑)


その「パシャパシャ」のせいで、ヨーヨーはすぐに回転をやめてしまいます。。。
アンバランスがあるせいで、回転の邪魔をしているのです。


つまりこれは、『転がり抵抗が大きい』という事です。


最近のタイヤでは転がり抵抗が少ない物を『ECOタイヤ』と称して多数販売されていますが、
ホイールバランスをちゃんと取っていないと全く意味がありません。

ヨーヨー状態ではなく、ボールのように何処までも転がっていくホイールにする必要があるのです。

同じ力(同じガソリンの量)でいかに多くの距離を転がる事ができるかという事に直結しますので、
ホイールバランスが燃費に非常に影響する事がおわかりになると思います。


さて、ホイールバランスの重要性がわかってきましたでしょうか???


「ホイールバランスなんてした覚えが無いのですが大丈夫ですか???」


と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

でも普通、ホイールバランスというのは必ず取られています。

新車状態であればもちろんちゃんとバランスを取ってあります。

中古タイヤを通販などで購入して、そのタイヤをお店に持ち込んでタイヤ交換をした事がある方なら
ホイールバランスを取っていない可能性がありますが、それでもお店の人が

「バランスは取りますか?」

と聞いてくるはずです。

でも間違っても、


「前にやったから今回は結構です。」


なんて言わないでくださいね(笑)


はっきり申し上げますと。。。


知ったかぶりを大いにアピールする事になります(汗)


タイヤが変わると大きくバランスが崩れますので、タイヤ交換をするたびにホイールバランスを取る
必要があります。


ホイールバランスという名称だけを見ると、確かにタイヤを取り付けていないホイールのバランスのような
気がしますが、実際はタイヤを取り付けた状態でのバランスですので勘違いしないようにしましょう。

一般的にタイヤ交換をすると、自動的にホイールバランスを取る事になりますので、
思った以上に時間がかかる理由はそこにあります。

ホイールバランスを取る時間は作業者の腕にも左右されてしまうのも事実ですが。。。
(作業自体はめちゃくちゃ簡単です)


先述しましたが、ヨーヨーが転がりにくい事で分かるようにホイールバランスが取れていないと
非常にタイヤが転がりにくい事になります。

つまり、燃費が非常に悪くなります。。。

通常、ホイールバランスを取るにはタイヤ1本あたり500〜1000円ほど取られてしまいますが、
タイヤの寿命を考えれば取っておいても損はありません。


いや、取ってください。


たまに、お金の節約だ!といってホイールバランスをケチる走り屋の人とかがいますが、
チューニングにあれだけお金をかけているのに、ホイールバランスを取らなければ性能を
フルに引き出す事ができない事に気付いていないようです。。。


『速さを求める人が、ヨーヨータイヤで走行!?』


これはビッグニュースですね(笑)

別に悪いとは言いませんが、グリングリンタイヤでどこまで追求できるのか試してみるの
も面白いかもしれませんね!



ホイールバランスを取る方法をお話ししても誰も実行しないと思いますので、あえて控えます。
基本的に専用の機械がなければ正確なホイールバランスを取る事ができませんので、
おとなしくお店でやってもらいましょう。

単純に言えば、重たい部分の逆側に重り(バランスウエイト)を付けていく作業です。


バランスウエイトの例バランスウエイトの例


バランスウエイトには、写真のようなホイールに貼り付けるタイプと、ホイールの耳の部分に
打ち込むタイプがあります。

店によって値段が全然違いますので、できるだけ安い店を探して作業してもらうだけで、
だいぶ得をする事ができます。


2.ダイナミックバランス(動的)


先述したスタチックバランスが上下振動であるのに対して、このダイナミックバランス
横方向に振れます。

スタチックアンバランスは回転している所を見ても何もわかりませんが、ダイナミック
アンバランスは回転している時に目ではっきりと確認することができます。

ダイナミックアンバランスがあるホイールを回転させると、まるでホイールが波打って
いるように見えます。

大きなトラックが自分の横を走っている時などにホイールを見ると、良くわかります。

まるでホイールナット(ホイールを止めているネジ)が緩んでいる様に見えるので、
少し恐怖感を覚えます。。。

この波打ち現象はホイールが大きいほど顕著に現れますので、トラックに多く発生する事が
わかりますね。


普通車などであれば、現在のタイヤやホイールの精度・大きさから考えて、大きなダイナミック
アンバランスは発生しません。

通常のホイールバランスを考える必要があるのは先述したスタチックバランスのみで大丈夫です。
⇒ダイナミックバランスは、普通は調整しません。

ダイナミックアンバランスが発生すると、一体どのような不具合が発生するのでしょうか?


まず波打っているという事は、タイヤがまっすぐに回転していない事になりますので、
直進性が不安定になりやすいと言えます。

もちろんハンドルが安定しない事にもなりますので、非常に危険です。


また、タイヤ自体がまっすぐに回転していないので、タイヤの減り方が変になります。


もしダイナミックアンバランスが出てしまうと、調整してもその場しのぎ的な方法になってしまいますので、
基本的には交換となります。

ホイールを縁石などに強くぶつけてしまった場合など、外部からの力が加わらない限り
は発生しません。

ダイナミックバランスを意識する事はそうそうありませんので、あまり詳しい説明をしてしまうと
スタチックバランスとの混乱を招きますのでこの辺でやめておきます。

興味がある人は、一度タイヤ交換をした時にホイールバランスを取らずに走行して見てください!
そうすれば、ホイールバランスの大切さが身にしみてわかります(笑)

節約には、していい事としてはいけない事があります。

節約できない項目については、当たり前ですが少しでも安い店で対処する事が大事です。

まずは安全を確保した上での節約を心がけましょう!




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